アルタイルの涙

なぜに悲しみはいつか途絶えて
なぜに思い出は美しいままで

分かち合った時間が忘れられずに
いつまでもここを離れられない

風吹くたび 花散るたび
空を見上げて何度でも誓うよ
偽りでも幻でも
生まれ変わっても見つめ続けていくから

なぜに過ちに気付かないまま
なぜに黄昏に言葉なくして

ただひとり暗い森を歩くから
今だけは涙許してほしい

夏来るたび 雲行くたび
弾けるように微笑みがよみがえる
届くように聞こえるように
声を限りに歌い続けていくから

いにしえより届くあまたの光よ
彷徨う心を闇の外へ導いて

風吹くたび 花散るたび
空を見上げて何度でも誓うよ
偽りでも幻でも
生まれ変わっても見つめ続けていく

夏来るたび 雲行くたび
弾けるように微笑みがよみがえる
胸の奥に刻み付けた
消えるはずのないこの想い抱きしめて
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