絡めた指先 触れる唇
あなたの愛に 満たされてた
はじめから 叶わない恋でした
月灯りの影に散る

同じ事ばかり考えてた あなたといる誰かを
許されない恋と知っても 愛しくて 心が あなたを呼ぶ

ただ 逢いたくて 逢いたくて
傷ついてでも 側にいたかった
愛していた だけど 愛されていたのは
私じゃない

何も求めない 望まない 抱かれるたびに そう思っても
長い夜が あなたを探して 月だけが欠け始める

愛されるつもりで待ってた 女の虚しい声に
乱されては 崩れる愛を 期待して 心は 願ってしまう

ただ 切なくて 切なくて 鳴らない電話 握りしめていた夜
わかっている だけど 「好き」と言ってほしい
一度だけでも

ただ 逢いたくて 逢いたくて 傷ついてでも 側にいたかった
愛していた だけど 愛されていたのは
私じゃない

ゆく道もない 戻る場所も 砂漠の海を 泳ぎつづけた
声も枯れて 疲れた私の 上に月だけ輝く
月は今日も 輝いてる
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