胸のチャイム

帰りの時間がパパより 遅くなりはじめている少年
目覚めの悪い朝を 繰り返す少女

放課後の窓が写してる 君らの髪型だけど
なんの問題もないよ さあ始めよう

初めて手と手 重ねてみたよ
胸のチャイムが騒いでる

ヤツらの誘いを振り切り 約束の場所へ急ぐ
冴えないTVドラマよりときめいて

午後の5時半をすぎたら ゴキゲンなベンチ探し
なぜ生まれてきたのかについて語り合う

永遠のキスこの次交わそう
人ごみの中気にせずに
大人になれる気がし始める
胸のチャイムが鳴り響く

バスに乗る 遠ざかる街に思い切り 手を振りながら
神様は知らんふり 二人はどこに旅立つのだろう

涙を拭うことさえ忘れ
眠れぬ夜を駆け抜けて
桜並木をならんで歩こう
胸のチャイムを鳴らしながら

今まで知らなかった優しい言葉をなげかけ合いましょう
胸が騒いでる
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