アンチェインド・ドリーマー

スポットライト浴びたまま 疲れた瞳を閉じれば
何故か遠い昔の事を 昨日の様に想い出す
たったひとつの夢だけを 追いかけて走り続けた
3650の夜は風の様に過ぎた…

カバンひとつで飛び乗った 東京行きの夜行列車
ガキの頃から憧れてた 全てがこの街にあると
本気で信じていたから 迷いもためらいもなかった
消えかける街に叫んだ もう二度と帰りゃしないと

忘れちゃいないぜ あの夜を 春なのに雪がちらついてた
曇った汽車の窓に書いた Rock'Roll Starになってやるんだと
アンチェインド・ドリーマー 今も昔も変らない夢を追い続けてる
アンチェインド・ドリーマー 限りのない道をいつまでも走り続けてる

働きずくめの毎日で 孤独きりでいる毎日で
何もやれない苛立ちで 都会の暮らしに敗けてた
シンナーとクスリ漬けだった 街に出りゃ人を殴った
女なら誰でもよかった 生きることにも疲れてた

左の手首にナイフをあてて そのまま死のうと思った夜
ラジオにこぼれたあの歌が 冷めていた胸を突き刺した
アンチェインド・ドリーマー 今も昔も変らない夢を追い続けてる
アンチェインド・ドリーマー 限りのない道をいつまでも走り続けてる

スポットライト消え落ちて 誰もいないこのステージ
いつの日からかこの上で いつの日からか歌ってた
俺がもしここにいなけりゃ ただのチンピラになってた
息が切れて声が渇れて 倒れても歌い続ける

忘れちゃいないぜ あの夜を 忘れちゃいないぜ あの街を
忘れちゃいないぜ あの歌を 忘れちゃいないぜ あの夢を
アンチェインド・ドリーマー 今も昔も変らない夢を追い続けてる
アンチェインド・ドリーマー 限りのない道をいつまでも走り続けてる
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