10年後

歩きすぎて いつの間にか下がった むらさき色の靴下
「ちょっと待って」と 立ち止まり直してる 僕は3歩先で待ってる
また駆け寄っては 左手をつないで 再び歩き出す
行き先なんて決めてないけれど 今 これが幸せ

君の意外な弱さや 笑うとなくなってしまう目を
もう手放す事なんて できないよ 絶対に

どんなに雨が叩きつけようが びくともしない屋根のように
君を守っていく事を 今ここに誓います
だからお願い10年後も その先もずっと ずっと ずっと
僕だけの君でいてくれませんか

さっきまであんなに 笑ってばかりいた そのせいなんだろう
帰りのバスの中 すっかり眠ってる 子供みたいな君
僕はここぞとばかりに じっと君の顔 いつまでも眺めてる
世の中に幸せってものがあるのなら 今 まさに幸せ

君によって僕は初めて 生きるための強さや
笑う事の楽しさを 知ることができました

この先僕が生きてゆく中で 訪れる不安や苦しみも
君がいてくれれば 恐いものなんてないのだから
どうかお願い10年後も その先もずっと ずっと ずっと
君だけの僕で ありますように
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