飛べないアヒル

窓の外 黄昏の はじまり
逢いたくて こころ さわぐの
別れなきゃ 良かったと 思う
さみしさが ふくらんで はじける
こんなにも 好きで いたのに
可愛げのない 女だった
くちづけが ほしい
髪を 撫でて ほしい
あなたの 指が 走る
壊した 恋が 散らかるわ
私はいつも 私はいつも 飛べないアヒル

ひとりきり この街で 揺れてる
あなたには 誰か いること
知りたくは なかったと 思う
恋しさが いらだちに かわるの
熱い手を はなさなければ
生きられたはず それがすべて
あなたしか いない
愛を つづけ させて
素肌が 呼んで いるの
ソファーで眠る くせがつく
私はいつも 私はいつも 飛べないアヒル

くちづけが ほしい
髪を 撫でて ほしい
あなたの 指が 走る
壊した 恋が 散らかるわ
私はいつも 私はいつも 飛べないアヒル
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