暮れゆく街で

何を探し求め どこへ行くのかわからずに
あなたの住む街を 一人彷徨い続けてた
何より あなたを必要としてる 誰かのため
通い合っていた気持ちから 手を離す

いくら愛し合っても どんなに信じ合っていても
それぞれに答えや 迷いがあることは知ってる
痛みと悲しみは 何処かで覚悟してたけど
いつでも 陽気な顔で気付かぬふりした

不意に 何の迷いもなく交された笑顔
その時 もし目の前で 思いっきり泣けたなら

少ない言葉数 黙ってわかり合ったけれど
もっともっと恋の気持ちを伝えればよかった
にぎわう街並みの中 背中ただ見つめたけど
暮れゆく空の下 強く強く抱き合う

握り締めていた手を ゆっくり解いてゆく
その時 あなたがまるで他人の様に見えた

夜へと向かう電車が 灯るランプの様に
時々 霞んでは消え あしばやに流れてく

握り締めていた手を ゆっくり解いてゆく
悲しい程 愛してるあなたが他人になる
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