白いシャツきて

ガラス越しの 喫茶店から チラチラ
ちょっと見たら
見つめ返して横むく
午後の陽ざしに
白いシャツ着て わたしは
ボタンひとつ そっとはずし
知らん顔で お茶を飲みます
もし きかれたら
恋人なんか いないと
嘘を言いそう
ガラス越しの彼は
誰かに似てるわ
ちょっと見たら
見ないふりして 横顔
二時か 三時
白いシャツ着て ひとりよ
何するにも どこかちがう
今は別の 私なのです

ガラス越しの 喫茶店から チラチラ
ちょっと見たら
恋をしそうな 街角
午後の気分に
白いシャツ着て
わたしは あの人にも
友だちにも
なぜか電話かけないのです
もし きかれたら
恋人なんか いないと
嘘を言いそう

ガラス越しの彼は
誰かに似てるわ
ちょっと見たら
見ないふりして 横顔
二時か 三時
白いシャツ着て ひとりよ
何するにも どこかちがう
今は別の 私なのです
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