Loto -album version

動き出す 時計 息を切らして
落ちる 汗 また始まる世界の隅で
時を戻した少年
走り出す 鼓動 光を抜けて
未来を刻みはじめた 記憶辿りながら

壊れ 失う世界を知った僕は
届かなく 力なく消える声に
嘆き もがくその両手で手を伸ばした

崩れゆく 世界で 君が目を閉じる前に
見せた涙にただ誓った
こんな終わりが二度とこないように
世界を書き換えてでも 君と生きる未来へ

とり止めも なく 流れ落ちる
涙で霞む世界に 疲れ果てた
時をさまよう少年
壊れかけの時 変わることなく
無力で力なく消えて行く 届かぬ声

揺れる 光へ取り込まれる瞬間
写しだす未来設計図を 白紙へ戻した
あの日 誓った思いを突きつけた
静寂に描いた 新しい未来へ

壊れ行く 世界で 何度も何度も
君の死に目に僕は涙を流して
変わらない結末 また書き換えた未来
何度繰り返してでも 君の未来 取り戻す

ボロボロになってく体
背負い込んだ希望も絶望も
腕の中で亡くした命も 失くせない誓いも
ずっと探してきた 結末の分岐点
やっと答え 見つけた

目を閉じて 最後に 光を潜って
ここを過去と呼ぶために来たんだ
君が笑う世界を見つけた
時を歪め始めてた 自分を 消しさった未来へ

動き出す 景色 瓦礫は花になって
絵描いた未来地図 新たな世界線を敷いた
薄れ行く意識 消え始めた体
見慣れた君の泣き顔は
見たこともない顔で泣いていた
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