Shifty Cat

遠回りの坂道を見上げた後 嗤って
交差点を駆け抜ける器用な猫 消えてく

全体主義に囚われて 嗚呼 身動きさえ取れない
藻掻きながら満たされているような顔をした

闇の中を行く 青い影を見送り
いつしか望んだ場所から遠ざかる
騙されたのは誰だろう

信じた夢 その後を知る偽善者
何処から現れ 何処にも居なくなる
誤魔化すように目をそっと逸らした
don't wanna be a shifty cat…

結果主義の大人たち 嗚呼 気付く頃に媚びてる
子供たちは懐かない 見渡せば一人きり

止めどなく揺れる 時を刻む振り子は
いつしか数秒 数分ずれてゆく
残されたのは誰だろう

毎日が通り過ぎてしまうなら
どんなに正しく苦しみ悩もうと
無駄な気がして目をぎゅっと瞑った
wanna come out from the jail…

猫はまだ光を避けながら進む
少しづつ忍び寄る影を知らぬまま

鏡の自分は 思うよりも普通で
いつしか身体と気持ちを別け隔て
騙されたのは自分自身も?

信じた夢 その後を知る偽善が
見るのは残骸? それとも成功者?
時が過ぎれば自ずと解るさ
don't wanna be a shifty cat…
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