憶病なヴィーナス

おはようのKissを ベッドに運んで
朝のコーヒーに添える言葉 I love you
そして窓を開けて 光浴びる
いつだって 夢見るだけ
粉雪みたいに 溶けてしまうのよ

テレパシー とばす色とりどり
なのに 目が合えば 身体こわばるのは どうして?

憶病な ヴィーナス
そばかすの ヴィーナス
あなたのために 生まれたばかりの
ヴィーナス

少しずつ魔法が 解けるように
ほほえみが くちびる 浮かび出した
ガラスのように冷たい指先
あなたは 掌でそっと 暖めて
それから 髪にくちづけた

愛を とばす色とりどり
だけどまた 慣れないことばかりだから
ごめんね
憶病な ヴィーナス
そばかすの ヴィーナス
あなたの胸に 飛び込めないの
ヴィーナス

憶病な ヴィーナス
なりたいの ヴィーナス
少しずつ愛に 近づいて行くわ
ヴィーナス
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