たからもの

綺麗なままの記憶の中に探してしまう
こんな夜はもう飽きてしまう程越えてきただろう
伺より大切な君に本当の事
言えたなら変わったはず
なのにずっと先延ばしで季節は巡ってく
もう声も届かないくらい 遠く…

ただ君がいて、ただ僕がいて
いつまでも続くと思ってたんだ
机の中に隠した想い
桜咲く頃君はもう見えない

ふざけて君と歩いたいつもの帰り道
おどけて笑う君の笑い声がこだまする
いつかは僕たちも変わっていくものだと
そんな事知ってたはず
なのにいつでもいつまでも
ここにいるものだと
僕は何一つ気付けないままで

例えどれほど願ったとしても
君だけには何も届かないんだろう
例えどんなに時が過ぎても
あの日の君を忘れはしないだろう

君がくれたいくつもの思い出は
今も僕を苦しめる
だけど何よりも大事な物
悔しいけどまだ忘れられずに

一度だけでいい、偶然でいい
もしもどこかで君に会えたなら
誰よりずっと君が好きだと
この声が枯れる程伝えるから

ただ君がいて、ただ僕がいて
いつまでも続くと思ってたんだ
机の中に隠した想い
桜咲く頃君はもう見えない
×