ながれ花

赤く咲いても 悲しさうかべ
風に揺れてる 旅路の花よ
けむる湯ぶねで 眼をとじて
炎える体を 抱きしめながら
あなた探すの…
私はながれ花

胸の淋しさ 忘れるために
寝酒おぼえた さすらい暮らし
さびれ港の 居酒屋で
酔ってボトルに あなたの名前
書けば泣けるの…
私はながれ花

あなた恋しい 想いの糸は
いつになったら 切れるでしょうか
どうせ名もない 花のよに
人に知られず かくれて咲いて
散ってゆくのね…
私はながれ花
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