通りすぎただけの夏

小舟が風に吹かれて だんだん遠離る
長過ぎた夢がさめた 無言で夏が終わる
氷がグラスで溶けた 2,3回かきまぜる
夕暮れそろそろ僕は 消えるよさりげなく

そこで出会えた人
そこで別れた人
通り過ぎただけの人
いろんな夏が終わる

浜辺でボールを投げて 回転させている
知らない彼女と彼は 理想の2人になる
動機もなく訪れて 動悸もなく消える
ガラス箱のふた閉めた 無言で夏が終わる

そこで出会えた人
そこで別れた人
通り過ぎただけの人
いろんな夏が終わる

そこで出会えた人
そこで別れた人
通り過ぎただけの人
いろんな夏が終わる
無言で夏が終わる
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