三つの涙

だまされた女は
枯れてる花よりみじめだと
だれかが言っていたけれど
きょうの私のことだった

どうしてこんなに馬鹿なんだろう
夢を探した指先を
濡らすばかりの涙よ

だまされた女は
あしたになっても笑えない
だれかが言っていたけれど
そうよ死にたくなってくる

どうしてこんなに馬鹿なんだろう
夜が寂しくさせるから
乾くことない涙よ

だまされた女は
煙草のけむりに似ていると
だれかが言っていたけれど
わかる気がするカウンター

どうしてこんなに馬鹿なんだろう
思い出したくない人を
思い出してる涙よ
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