女のみれん

笹の葉ゆれる 湯舟の窓に
しとしとそぼふる こぬか雨
わたしが泣いて あなたがわらう
いつかこうなる さだめだと
知っていながら ばかよね
女のみれん

手鏡のぞき うす紅ひけば
綺麗といわれた 素肌です
おんなが泣いて 男がわらう
思いきれない だめなのよ
だって今でも 好きなの
女のみれん

せつない恋を あきらめきれず
しくしく痛むの この胸が
わたしが泣いて あなたがわらう
なみだしのばせ さみしさと
枕ならべる ばかよね
女のみれん
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