モトクラシー

日々を笑って過ごしている誰かを僻んでそんな自分に苛立って
結局は他人の波に便乗してばっかで踏み出す事に足が竦む

そのうちに陽は暮れちゃって

小さく縮こまっていた心臓引っ張って叩いて動かして
今日まで越えられずにいた円周上の白い線飛び越えた先に
広がる景色あんま変わんねーや

画期的な大発明も見出しただけじゃ誰かに攫われ泣き寝入り

それでもまた陽は昇って

何かを手にしたくて放浪してた旅人が行き着いた
遥か異国の情緒もインターネット開いて13インチの中
誰も彼も答えは数秒で

何度も繰り返して想像してたほどに変化も無い
履いてた靴の底がすり減って穴が空きそうなくらいかな
次なる靴に買い替えたなら
あれれ何に悩んでたんだっけ
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