里山しぐれ

親のない子は 雀と遊べ
いじめられては 泣いてたあの娘
赤い柿の実 見るたびに
思いだすのさ 日暮れ道

川のほとりに 野いちご摘んで
小鳥みたいに はしゃいだ笑顔
二つ違いの 妹が
できたみたいな お下げ髪

あの娘村から 姿を消した
遠い他国へ 花いちもんめ
呼んでみるたび つらくなる
秋の里山 初しぐれ
×