いいヤツ

街も店もかわっちまった ダチの顔もずいぶんふけた
忘れたとは言わせやしない 倍にしてもかりは返すぜ

おまえが思い知ったイタミを預けろよ
失くせない夢がまだ あるはずさ

それでもまだ 笑わせるのか
泣き顔で笑いころげて
それでもまだ 笑わせるのか
誰よりも いいヤツだから

砂まじりのからっ風が吹く なしくずしに想いをけずる
賭けたいのは 勝ち負けじゃない
もう背中は向けたくないぜ
おまえの いやせない 渇きを 思い出せ
流した 汗と血と涙を

それでもまだ 笑わせるのか
役たたずの プライドだけで
それでもまだ 笑わせるのか
泣けるほど いいヤツだから

おまえの 他はない 待つのはやめるのさ
拳で わからせて ほしいのか
それでもまだ 笑わせるのか
クズなんだと 呼ばれていても
それでもまだ 笑わせるのか
ありふれた いいヤツだから
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