東京の灯

希望と愛に 胸さわぐ
赤き唇 かみしめて
涙も光る 青春の
今宵 都を離れゆく

大陸指して 往く身には
なんの未練も ないけれど
東京の灯よ いつまでも
我が想い出の 虹となれ

列車の窓に 返り見る
宵の銀座の 明るさに
まぶたを閉じて また祈る
母よ妹よ いざさらば
×