故郷をあとに

おいもう泣くなよ 妹よ
涙を拭いて行こう
ふるさと離れて 旅行く兄妹の運命なら
泣いちゃ飛ばれぬ 泣いちゃ飛ばれぬ
流転の小鳥じゃないか

おいもう駅まで 直ぐだよ
名残は尽きぬ古巣
これから旅立つ 他国がどんなに辛かろと
花を咲かせて 花を咲かせて
故郷に帰ろうじゃないか

おいもう別れだ 妹よ
笑顔で立ってお呉れ
人眼を忍んで この肩寄せ合う 兄妹
空に夜汽車の 空に夜汽車の
汽笛が咽ぶじゃないか