風待つ林に

風待つ林に 日暮し 声ひそめ
遠くで雷鳴 雨粒集めて

彼方へ急ぐ雲 消え去るそのあとに
何ひとつ変わらない 空は広がる

晴れ渡る日 きっと帰ろう
陽炎の向こう あの故郷へ いつか

風待つ林に 人陰果てるとき
遠くの空には 虹が泣いていた

また会える日 約束しよう
いつもの挨拶交わす昼下がり その日を
×