あの夏の君

いつまでも終わらない
その瞳に浮ぶ程 そう見つめて
いつまでも離さない
そう誓えた いつかの広すぎた空

雲一つない 晴れすぎた日も
指を絡ませ 歩くよ君は
風が吹いたら君は僕の背中に
ずっと終わらない 夢に浮んでた

見つめ合って 求め合って 時を止めて
許し合って 切なくて 恋に泣いて
心は波のように 揺れたままで
あの夏の唇は鮮やか
あの夏の君はまだ鮮やか

降り止まぬ雨 静けき夜は
肌を重ねて 暖め合った
何かに二人動かされる様にただ
ぬくもりだけを 求めた あの夜

帰りたい 帰れない 君の隣
動かない時間はそう ただ綺麗で
心は波のように 揺れたままで
あの夏の唇が潤んで
さよならの君はまだ潤んで
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