セカンド・バージン

ねえ どんなさびしさも
今よりは 辛くはないはず
会いたくて 恋しくて
せつなさがあなたへと飛ぶの

押さえても 押さえても
音もなくわきあがる想い
雲の陰 こぼれ出す
あやしい月あかりのように

また恋の炎そっと
ゆれながら
あなたの姿をかりて
つかまえに来るのよ
わたしを 今

夢みて 目覚めて
あなたが恋しくて
胸せつなさの海
これ以上なんにも
求めはしないから
みちびきに来て くちびる

もしだれかそばにいて
あなたを離さないのならば
躰だけその場所に
脱ぎ捨てて飛んで来て ここへ

加速度をつけて
引かれ 合う恋は
ねえ もろい波のように
くだけるものかしら
聞かないけど

運んで 運んで
夢の入江まで
涙はおしくない
これ以上あなたに
求めはしないから
抱きしめに来て 今すぐ

夢みて 目覚めて
あなたが恋しくて
胸せつなさの海
これ以上なんにも
求めはしないから
みちびきに来て くちびる
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