TABOO

「ねえ、彼のことはあなたのほうが知ってるでしょ」
今ため息つく君が足を組みかえてる
「もう、おそれないで。あいつを信じてみればいい」
遠い瞳に 僕の嘘がにじむ
何か言いかけて飲み込んだ君なのに
触れ合った爪先で 秘めた想いに火をつける

きつく縛られるほど その鎖を解いてみたくなる
罪に手を汚して 君は僕のTABOO

「mmmh…知ってるはずよ。私があなたに会う理由(わけ)を」
強い瞳が 僕の嘘を消した
星の示すまま 導くまま ふたりは
絡め合う指先で 赤い不安に身を任す

目隠しされるほど 知らずにいた悦びが見えてくる
闇を奪わないで 君は僕のTABOO

誰かの女性(ひと)ほど その蜜を吸いつくしたくなる
口を開かないで 君は僕のTABOO

きつく縛られるほど その鎖を解いてみたくなる
罪に手を汚して 君は僕のTABOO

わかってはいるのに 確かにわかってたはずなのに
カラダが疼きだす 君は僕のTABOO
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