口笛吹けば

あの道この道 肩組めば
夕日に染まる 水車小屋
誰が唄うか 青春を
いまも消えない この胸の友
あぁ遠き口笛
吹けばこの唄が 昭和を偲ぶ

小川に映った 柿の実が
色づく頃を 想いだす
口に出せない 淡い恋
そっと机に 手紙を入れた
あぁ遠き口笛
吹けばこの唄が 昭和にかえる

都に来てから 幾歳か
降る雨胸に 沁みる夜
ビルの谷間に こだまして
おさな心が 呼ぶ父と母
あぁ遠き口笛
吹けばこの唄が 昭和を偲ぶ
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