今日もまた太陽は容赦なく輝く

あの頃の俺たちに怖いものなどひとつもなくて 闇雲に走ってた
夜の街に出かけなりふり構わず叫んでみたり 必死に馬鹿やった
だけどやっぱり何かが違うと思ったら腹割って 飽きるまで殴りあった
仰向けで共に見た朝日 ありきたりの歌を下手くそに感動的に歌い上げていた

あの日の太陽が 今でも突き刺す
いつの間に大人になった 俺の心 打ちのめす

やがて懸命に生き抜いた時代を過ぎようというとき 何故か泣けてきた
あいつには子供が出来たとか役職に就いたとか 幸せな人生
念願叶い久し振りに集まった俺たちの瞳には 今も青春の輝き
でもまた会おうぜって言ったって もうそんな自分の時間などはないのだという

あの日の瞳が 今でも突き刺す
いつの間に笑えなくなった 俺の背中 たたきやがる

そして俺はいつものように飽きることなく酒を浴び 闇雲に走った
あの頃のように全て吐き出しそしてまた全てを求めて 必死に馬鹿をやる
俺たちが目指したものは一体何だったのかなんて つぶやいて目を閉じた
自惚れも挫折もひとしきり噛み締めたら また朝日が昇った

今日もまた太陽は 容赦なく輝く
いつかの俺たちのように 熱く熱く 照りつける

今日もまた太陽は 容赦なく輝く
いつの間に大人になった 俺の心 照らし出す
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