東京発

煙草けむりが 目にしみて
街の灯りを にじませる
都はなれる旅人は
送る人さえないものさ
それでそれで いいのさ
東京発

風は北風 寒い風
こんな門出を つらくする
胸のすきまを 吹きぬけて
泣けよ泣けよと せめるのさ
それでそれで いいのさ
東京発

友はちりぢり 背を向けて
愛も悲しい 終り告げ
これで一つの青春が
音もたてずに 過ぎたのさ
それでそれで いいのさ
東京発

それでそれで いいのさ
東京発
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