ガラスの月

薄いベールの冷たい月が
あなたに見える夜は嫌いなのよ

束縛はしない
いつだって言うけど
無関心なだけ

忘れられた誕生日
今年もまた独りね
もてあます一日に
憂鬱になる
伝えたい空しさは
行き場所をなくして
あなたとの関係も
ガラスのように頼りない

あなたの夢を昨夜見たのよ
いくら呼んでも遠くなって行った

来るはずの電話
真夜中が過ぎても
鳴ることを知らない

恋なんてあなたには
ささやかなものなの
寂しさに慣れるように
試してるの
サヨナラを私から
言えばきっと上手に
つなぎとめてしまうでしょう
悔しいのに愛してる

忘れられた誕生日
今年もまた独りね
もてあます一日に
憂鬱になる
伝えたい空しさは
行き場所をなくして
あなたとの関係も
ガラスのように頼りない
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