21

枯れない花が枯れて
終わらない歌が終わって
仕方なく僕は笑って
なんとなく日々を見限って

それもちょっと寂しくなって
叫んでみたけど虚しくて
再び無力を味わって
そうやって
そうやってここにいる

街の明かりがぼんやりと
映すよ心をぼんやりと
おかしいな空がこんなにも
遠くにあるのは

まだ僕は夢を見てる
誰かも解らない背中を追って

何もかも全部放り出してしまいたくなるような夜は
自転車飛ばして追っている
もう戻れない過去

錆びた車輪の泣き声は
冬の空によく響いて
本当の僕の泣き声を
掻き消してくれた

冷たい風が頬に当たる
胸の中に穴を空ける
君と裸で抱き合った
部屋はあの頃のままだ

何もかも全部放り出してしまいたくなるような夜は
自転車飛ばして追っている
もう戻れない過去

錆びた車輪の泣き声は
冬の空によく響いて
本当の僕の泣き声を
掻き消してくれた

君と裸で抱き合った部屋は
あの頃のままだ
×