陽だまりの花

どんな夢より 幸せよりも
おまえがそばに いればいい
傷つくだけの この街で
か細い指が 心に触れた
俺の痛みを わかるかい
泣けてくるのさ おまえがいればいい

まるでふるさと 帰ったような
おまえの隣 眠りたい
雪解け水の せせらぎが
体を寄せて 聞こえてくるよ
俺の寒さが 消えてゆく
なにもいらない おまえがいればいい

指輪なんかは 欲しくはないと
おまえは瞳 うるませる
わずかな冬の 陽だまりを
探してやっと みつけた花さ
俺を信じて くれるかい
たった一人の おまえがいればいい
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