ポニーテール

苦しかったね 苦しいはずだった
あの頃はそんな事も気づかずに
痛む胸や 届かない両手さえも
まだ途中だって 楽しんでるんだって....

ほそい拳と うすい胸とで
背を向ける勇気に酔いしれた
傷つくことも 傷つけることさえも
あの日の僕はおなじだった

退屈そうな顔で笑いながら
心のどっかで慌てていた
こんなんじゃないって思うばかりで
カッコ悪いコトばかりだった

愛は手軽で 手軽な感じで
朝から晩まで抱き合って過ごしていた
ふたりで暮らす部屋の時計の針が
ズレていくこと認めずにいた

卒業というだけのタイミングで
何をえらんでどこへ行けばいい?
あしたの事なんかわからない
キミはわかるって言ったのに

始まってもいない
踏み出してもいない
そんな道に怯え

孤独を気取って
夢を言い訳にした

愛さえ守れない季節だった
離れてく愛を眺めてた
サヨナラでほどいたポニーテール
大人になってくキミを憎んだ

退屈そうな顔で笑いながら
心のどっかで慌ててたあの日の僕を
今もなおせないまま
ずっと心にぶら下げてる
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