七尾恋歌

何かひとつの 言葉でも
残していって 欲しかった
七尾にそっと 雪が 雪が 雪が降る
聴こえるようです ひとり寒かろと
田鶴浜(たつるはま)から 声がする

季節(とき)が過ぎれば 過ぎるほど
温もりばかり 恋しくて
七尾の雪が あなた あなた あなたなら
このまま埋もれて ずっと眠りたい
せめて涙が 消えるまで

寄せて返して また寄せる
忘れたはずの 思い出が…
七尾の冬を 染めて 染めて 染めて咲く
花火は今年も あなた綺麗です
ふたりも一度 見たかった
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