悲しみのMirage

悲しみの向こうには
未来なんて見えなかった
目の前の風景は
過去ばかり
Mirage

心を殴られると
何かが壊れるんだ
バリアのようなプライドは
音立てながら崩れてく
赦(ゆる)しを乞うみたいに
その場で跪(ひざまず)き
頭(こうべ)を垂れて祈る時
雲の隙間に光が見える

傷つくことには慣れても
泣き叫ぶのはもう無理
普通の顔して
誰もが歩き続ける
どこまでも…

悲しみの向こうには
色の消えた砂漠がある
僕たちは種を蒔き
水をやろう
愚かだと言われても
何もせず死ぬよりはいい
愛情の陽射し浴びて
逞しい芽がどこかで育つだろう
Mirage

自分を見失って
涙が止まらないよ
そう 今までの価値観は
ひっくり返って馬鹿を見る
まわりが変わったって
誰より不器用に
傲慢なくらい無視してた
あの日の僕はどこへ行ったんだろ?

どれが真実か 偽りか
予想したって無意味
その時 その時
答えは用意されるよ
後悔と…

悲しみの向こうには
未来なんて見えなかった
目の前の風景は
過去ばかり
新しい生き方を
切り拓いて前に進もう
今日までの正解なんか
やがて消える一瞬の錯覚なんだ
Mirage

そこにあるのは あやふやでも
前に進めば 確かなtruth
未来はいつも
見えてるのに
信じようとしないだけ

悲しみの向こうには
色の消えた砂漠がある
僕たちは種を蒔き
水をやろう
愚かだと言われても
何もせず死ぬよりはいい
愛情の陽射し浴びて
逞しい芽がどこかで育つだろう
Mirage
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