お年頃

誰が悪いと聞かれれば みんな少しずつ悪い
悪いと言うより落度 誰もが少しずつ

青い空を眺めても どんより雨を眺めても
心は晴れず涙ぐむ そんなお年頃

鏡のぞいて思い出す こうして昔も見てた
そんなに今では見ない がっかりするからね

つばさ広げて飛ぶものは 恋や若さや望みたち
失くしたものがなつかしい そんなお年頃

今日は機嫌が悪いのか みんな空しく見える
空しくなくても悲し 明日もこうなのか

止まない雨もないのだし 明けない夜もないのだと
自分に語る毎日の そんなお年頃

も少し 行ってみようか…
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