秘密~君を見てた~

オレンジ色 君の背中
夕暮れにとけてく 歩きなれた帰り道
また明日と 君が笑う
ずっとこんな毎日が 続くと思っていた
君のそばにいつも 私がいられるはずと

声が聞きたい 笑いあいたい 君の笑顔のとなりにいたい
手にふれたい もっと知りたい だけど君には言えない
私だけが あの日気づいた 君の胸の奥のその秘密
だってここで あの子を見てる君のことを見てたから

どうしたの?と 君の声に
あわててかけよった 友達の顔になって
君の手には ビターチョコレート
いつもそうこんなふうに 笑顔をくれる人
重ねてきた日々を ねえお願い思い出して……

見つめていたい 見つめあいたい 私も君を笑顔にしたい
そばにいたい けんかもしたい ほんとは君に言いたい
知らないまま いればよかった 君の胸の奥のその秘密
ふと見上げた その横顔は いつもどおりやさしくて

少しずつすこしずつ チョコレートはとけてく
香りだけをここに残したまま なにも なかったように
この気持ちも いつかこんなふうに
消えてくこと 消えないこと 悲しいのはどっち? 答えを教えて

声が聞きたい 笑いあいたい 君の笑顔のとなりにいたい
手にふれたい もっと知りたい だけど君には言えない
ねえあの子に 伝えるんだね 君の胸の奥のその秘密
それでもいい あの子を見てる君のそばであと少し……
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