されど空の青さを知る

君はなんて呼ぶのかな
描き続ける この夢のこと
はにかんだ顔が 浮かんでくる

…ねぇ 君はなんて呼ぶのかな

どんな風が吹いたかな 坂を上りきった海の島へ
麦わら飛ばして 夏を運ぶ

君は急な坂道を 無重力を捕まえ駆け下りる
宇宙飛行士になる 夢を見てる

夢を見てる 夢を見てる 夢を見てる
嗚呼 いつまでも 嗚呼 いつまでも

僕らがまだ子供だった頃 叶わない夢などないと信じてた
埋まらない地図を広げながら セカイを築き上げたんだ

かたやここはビルの群れ 路地裏 蒸し返す夏の影
ぶつかる人ごみ 僕はひとり

歩いてゆこう 歩いてゆこう 歩いてゆこう
嗚呼 どこまでも 嗚呼 どこまでも

僕らが生まれたあの街では ひたすら無邪気なままでいられた
井の中の蛙は海を知らず ただただ空 見上げたんだ

胸の奥から 蛙が鳴くよ
あの日の憧れ ここにいるよと

僕らがまだ子供だった頃 叶わない夢などないと信じてた
埋まらない地図を広げながら セカイを築き上げたんだ

僕らがまだ子供だった頃 そうさ輝く時代の中にいた
たとえどこにいても いくつになっても 僕は空の青さを知る
されど空の青さを知る

…ねぇ 君はなんて呼ぶのかな
×