海のバラード

潮のみちひに 思いを寄せる
浜の娘は 心が熱い
あそこ 悲しい 出船の岬
南風吹きゃ 汽笛がしめる

空は むらさき 鴎は白い
サンタ・マリアの 鳴る鐘の音を
指で数えて あれから十日
今日か 明日かと 待つ便り

海はひとつよ ひとつの海が
何故にこんなに 遠いやら
逢うはいつの日 そのいつの日が
祈り甲斐ある 晴れた日に
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