女の花道

女ひとりが 生れた日から
幕があくのね 涙の舞台
夢をみただけ たゞそれだけで
風が邪魔する
雨が降る

惚れているから 冷たい素振り
知ってくれない かなしい貴方
消えて行く行く その足音に
なんど泣いたか
夜明けまで

こんなきびしい 人の世だけど
晴れの出番が かならず来るさ
今日の苦労は 忍んで耐えて
みごと花道
越えてやろ
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