偶然のナイフ・エッジ・カレス [knife edge caress]

通りを抜けて/遠く離れた/憎しみが今僕に急ぐ/
唇噛んで/仕方がなくて/軽蔑の言葉を探した/
ショールで覆う僕の悲しさを/
わけ知り顔/ピントはずれに/なぐさめればいい!/
間抜けな言葉で/僕を取り囲む/
得意げな薄ら笑いに腹が立つのさ/
思い切り胃を蹴り上げたら/君はどんな顔をするのかと思う/
でたらめばかり/並べてるうち/からまった僕らの寝不足/
忘れられない/離れやしない/興奮が今僕を襲う/
セシル・ビートン気取りの僕なら/
退屈も嘘も切り取れるロマンチックに!/
偶然に出会う/そして僕は見る/
震えているのは寒さのせいじゃないのさ/
冷やかしや皮肉言えばいい/バカさ加減がわかるさ/
僕たちは/跳びはねる/空を仰ぐ/手を突き上げて/
この気持ち/これ以上/何が言える?/どう言えるだろう?/
遠くまで見える目には流れ出す/
5月の涙を僕らは誇りに思う/
君に会う頃はスマートに/切りつける言葉僕は吐くだろう!
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