inter face

いつか見た映画のワンシーンの様に
全てがモノクロに染まり始めた
少しずつぼやけていく周りの景色に
気が付けばひとり取り残されている

意外なくらい速い速度で
取り巻いていくこんな時代には
何かを置き去りにしてきたり
失うものが多すぎる

限りなく現実味を増して行くこんな世界に
僕等はまだ追い付けずにいる
矛盾にも逆回転していく時計は まだ誰にも止められない

遠いおとぎ話のお姫様の夢は
誰よりも幸せなエンドロール
それでもね本当はそんなものひとつも
望んではなくて夢見てもいなかった

“すでに用意されているレールを
はみ出さないように歩いていく”
誰かに作られたシナリオなんて
自分らしさも消えていく

止めどなく理想だけ先走るこんな世界で
僕等は焦りを感じている
矛盾にも逆回転していく時計は まだ誰にも止められない

限りなく現実味を増していくこんな世界に
僕等はまだ追い付けずにいる
矛盾にも逆回転していく時計は もう誰にも止められない
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