メモリーズ

夏の夕暮れ美しく蘇える日々
調子はずれの眠りに誘われ
惹きつける旋律はまたマイナーコード
呼ばれるはずも無いのに聞いてしまうアナウンス

知らぬうちに知りすぎてる
憧れも黄昏を纏う

心を揺らすのは途切れない波のせいかな
ユラリユラリとまらない
冷たい飛沫ちらし たわむれる魚のように
キラリキラリ輝いて

スーツケースに置き忘れ褪せた地図に
今はもうない教会に想いを寄せて

見えないようで見えている
静けさに隠されて惑う

流されてゆくのは巡りゆく季節のせいかな
ユルリユルリ変わりゆく
打ち寄せる波の上 少しづつ遠ざかる光
いつまでも追いかけて

留めたくて忘れたいような甘いメモリーズ
君の声薄れてしまう 景色だけを残してゆく

心を揺らすのは途切れない波のせいかな
ユラリユラリとまらない
冷たい飛沫ちらし たわむれる魚のように
キラリキラリ輝いて
眩しさに消えるメモリーズ
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