蛍橋

闇に連れ添う 蛍火さえも
吐息つきつき とんでゆく
ほうほうほたる ほうほうほたる
たとえ短いいのちでも
はかないなんて 嘆かない 嘆かない
心こがして 火の帯び抱いて
駆けてゆきます ふたりの蛍橋

時代ばなれと 誰でも笑う
親が許さぬ 恋なんて
ほうほうほたる ほうほうほたる
あなたほんとの男なら
奪ってみせて 意地みせて 意地みせて
雨でかさ増す 川の瀬だって
越えてゆけゆけ ふたりの蛍橋

ほうほうほたる ほうほうほたる
たとえ短いいのちでも
はかないなんて 嘆かない 嘆かない
心こがして 火の帯び抱いて
駆けてゆきます ふたりの蛍橋

×