マナ

光の端っこ 差し込む教室
瞳伏せて 時間を止めた
泣きそうに震える 遠い日の思い出
きっと大丈夫 いつものように笑おう

言葉は空を越えて
あなたの元まで辿り着くから
広がる悲しみより
早く飛び立てたら
そこから始まる
一つだけの物語

光の欠片に通した空気と
涙溶かす 無邪気な声が
どんなに離れて 見えない時でも
そっと漂う 寄り添うように側で

言葉は夢を連れて
あなたの星にも また灯るから
小さな心だけで
まだ見た事のない
明日の続きを
繋いで行く物語

言葉は空を越えて
あなたの元まで辿り着くから
二人で過ごした日々
ノートの片隅に
書き綴って行けば
輝きだす物語

一つだけの物語
×