忘れられない日々

夕日が沈むころ 海辺にたたずみ
遠くを見るのが 好きだと言ったら
君は優しく 「それなら私にもできる」と言って
俺の胸に顔をうずめた

あの日が帰ってくれば 帰ってくれば
何もほしくない ただ 君に 君に会いたい

桜が咲くころに 自転車に乗って
春風に吹かれ 走るといったら
君は笑顔で 「その時一緒に乗りたい」と言って
俺の背中で甘えてみせた

あの日が帰ってくれば 帰ってくれば
何もほしくない ただ 君に 君に会いたい

北風が吹くころ 君に会いたくて
駅から走って きたよと言ったら
君は涙で 「ごめんね。私は幸せ」と言って
背伸びをして口づけをした

あの日が帰ってくれば 帰ってくれば
何もほしくない ただ 君に 君に会いたい
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