君らしくなきゃヤダよ!

かえりが 遅いね もう 夕飯さめちゃうよ
わたしの 得意料理 もういちどだけ あっためなおそ
素直にいわない だけど すぐにわかるのよ
だってさ いつも見てるのよ
またなにか あったかな

ぽつり ぽつり つぶやいても
できたての夢が 重すぎて
たおれそうな 君だけど
もっとふんばらなきゃだよ

うしろむきな言葉が 部屋の中で あふれて
しょうがないから わたしが
あたたかいシチューにとかすわ
まじめすぎるところが
ダメだ!なんて 言わないよ
きっと大丈夫
君らしくなきゃ ヤダよ!

顔をのぞきこむ ホラ こっちみてくれない
心配かけたくない?
その気持ちだけ もらっとこう
誰にも言えないときは わたしがいるでしょ
帰っておいで この場所に
あたたかい 家がある

ひとつひとつ ほどいてくから
ためいきの 数をへらしてこう
たまに話してくれなきゃ
わたしも ちょっとさみしいよ

ごめんなと言った瞳(め)が ゆらめいて こぼれて
うつむく気持ちと ともに
あまいあまい ココアにとかそう
優しすぎた ところが
らしいなんて 言えないよ
そんな君でいて
無理はしないで いいよ!

うしろむきな 言葉が 部屋の中 あふれて
しょうがないから わたしが
いつまでもついててあげるわ
まじめすぎるところが
ダメだ!なんて 言わないよ
いつでも笑って
君らしくなきゃ ヤダよ!
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