ふるさとの燈台

真帆片帆(まほかたほ) 唄をのせて通う
ふるさとの 小島よ
燈台の岬よ
白砂に 残る思い出の
いまも仄かに
さざなみは さざなみは
胸をゆするよ

漁火の 遠く近くゆるる
はるかなる 小島よ
燈台のわが家よ
なつかしき 父のまた母の
膝はゆりかご
いつの日も いつの日も
夢をさそうよ

歳ふりて 星に月に偲ぶ
むらさきの 小島よ
燈台のあかりよ
そよかぜの あまき調べにも
おもいあふれて
流れくる 流れくる
あつき涙よ
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