愛に壊れて

夜明けにはまた あんた消えていそうで
深い眠りに おちていけないよ
シャワーの音が 雨に変わらぬように
夢の狭間で 小指を噛んだ
それでも男か それでも女か
別れのキスも きれいにできなくて
真っ赤なワインも 残さずに飲めなくて
決めたさよなら もてあましては
ときめくのさ 愛の名残りに

日曜のミサ 知らす鐘の響きが
窓のカーテン ふいにしならせる
あんたの好きな アールグレイを入れて
黙りこんでた カップに注ぐ
それでも男か それでも女か
別れのキスも 上手にできなくて
真っ赤なワインも 最後まで飲めなくて
愛のことばも 言えなかったのに
ほどけないよ 愛の鎖を

それでも男か それでも女か
別れのキスも きれいにできなくて
真っ赤なワインも 残さずに飲めなくて
決めたさよなら もてあましては
ときめくのさ 愛の名残りに
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