戦人

ある朝ハダカでこの世に生まれて 長い長い道を行くの
歩めば歩むほどこの世の広さを 痛いくらい思い知るの

花の色 風の向き 変わるたびに 少しずつ大人になる

広い空を仰げば 泣き言など消える
姿勢を正したら 顔を上げて行く

我々は立っている 荒れ果てた戦場で
降りしきる灰をはねのけて道を切り開く
我々が背負っていく これからの創造を
確かな光がこの国を照らす その日まで

知らぬ間に身を守る鎧をまとい
次第に視界は萎んでしまってモノクロへと
花の色 風に向き 変わったのに まるで気付かなくなっている

姿勢を正したら ハラを決めて もう一度

我々は生きている 荒れ果てた戦場を
ひとひらの愛をたずさえて道を切り開く
我々が背負っていく これからの創造を
確かな光がこの国を照らす その日まで
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