白無垢

23時の始発列車 曲がりくねった道の先の方
絵に描いた様な真っ白がこんなとこにまだ残っていた

覗き込めばそこは 夢と現実の狭間で
思い返せばまた ほろりほろり涙流れる

きらびやかな世界の裏に闇が渦巻く事
見て見ぬ振りがこんなにも横行する世の中の事

瞳閉じてもなお どろりどろり残る悲しみ
知らずにいれるのなら いっそ黒く染めてしまおう

あなたは今でもひとり泣いているの
無邪気な心を持っているがために
けがれなき無垢な涙はいつの日か
誰かの心を潤し癒すだろう
これからは決してひとりにしないから
あなたはそのまま白い心でいて
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